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GP静岡が近づいてきて、国内でもリミテッド熱が上がりつつあります。
今回はChannnel Fireballより、PVがKTKシールドについて解説した記事をご紹介します。
サンプルになるプールと動画も付いていますので、是非参考にして下さい!

一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。



やあ!

今日はリミテッドGPに向けて、4つのサンプルとビデオでシールドデッキの組み方について紹介しようと思う。

タルキール環境のシールドでパックを開封したら、まず注目すべきポイントがある。
マナ、マルチカラー、強力な単色カード、の3つだ。
全てがかみ合っているなら素直にそれに従えばよい。
例えば《軍族の解体者》が2枚あり、マルドゥランドが6枚、良い赤白のカードがあれば、全員がマルドゥを組むだろう。

もしもそういうプールに巡り合えたなら、それはとてもラッキーだ。
5分でデッキを組み上げて、回りの人達が四苦八苦しているのをのんびり眺めるだけだ。

しかし殆どの場合そうではない。
ティムールの強いカードがあるのに土地4枚がマルドゥ、というのもよくあることだ。
緑が強いのにレアは全てジェスカイ、ということも予想できる。
そのようなプールを渡されたら、どう構築したらよいだろうか。
マナ基盤は脆弱だがカードパワーを優先するか、それとも安定性を重視するのか。
これが正にタルキールシールドの肝になる部分だ。

個人的には、まずカードパワー優先で組んでみて、その後、安定した構築を試すことが多い。
なぜなら、たとえマナ基盤が安定していても、所詮弱いカードでは9ラウンド勝ち抜くことが出来ないからだ。
そうするよりは、都合よくマナが揃うことに期待して、デッキパワーを優先した方が良い。
これは前提として意識すべきことだ。

しかしマナの安定したデッキがもう少し強ければ、また話は変わってくる。
少しカードパワーが劣っていても、戦えるレベルであればそちらを選択するだろう。
強い青黒が組めているのに、無理やりスゥルタイにしなくても良いだろう。
マナソースの基準は8枚が目安で、9枚以上は入れすぎになる場合も多い。

安定性とパワーのどちらを優先するかが決まれば、残りはそれに沿って構築すればよい。
構築のポイントをいくつか紹介しよう。

・勝利プランを明確にする
この環境は盤面が硬直することが多いので、回避持ち、デカブツ、エンドスペル(《挑発の咆哮》《凍氷破》《火口の爪》等)が重要だ。
よほどアグレッシブなデッキが組めたとき以外は、最低でも1枚は必要。
ビデオの中で私が「これがデッキの勝ち手段だ」と何度も言っているのは、それが最も重要なことだからだ。

・壁になるクリーチャーが多く、変異持ちもサイズがデカい
よほど上手く組めたとき以外は、アグレッシブにしない方が良い。
チームシールドであれば、12パックあるので、強い黒白戦士が組めることも多いが、6パックだと6~8点与えたところで、相手を乗り越えられなくなってしまう。
速度優先なので、色をタッチしづらくなるのもアグロのデメリットだ。
遅いデッキと早いデッキで迷った時は、よほど強くない限り、遅い方が優れている。

・土地は18枚
マナ基盤がしっかりしていても、長久や変異など、マナが必要なアクションが多いからだ。
アグレッシブな場合は17にするときもあるが、基本は18で間違いない。

・土地配分を決める一番の方法は、有色マナソースの枚数の整理
例えば土地が18枚、うち3枚が2色土地で、1枚が3色土地だったとしよう。
このとき18+3+2=23なので、23枚の有色マナソースがある、ということになる。
次に各色何枚のマナソースが必要かを見極める。
この判断は経験値がものをいう場面だ。
また土地を見直して、十分な枚数になるように調整する。
これはなかなかに難しい作業だが、練習すればスピードアップできるだろう。

・戦旗はデッキに入れない
デッキが非常に遅く、《対立の終結》や《砂塵破》があるときぐらいだろう。
マナ基盤を安定させる為であれば、19枚目の土地の方が良いと思う。
3マナ域は変異で渋滞しているので、プレイするタイミングが無くなるからだ。

・タッチで入れるカードは変異が最高
《スゥルタイの剥ぎ取り》をタッチするぐらいなら《長毛ロクソドン》の方が遥かに優れている。

・早いターンに必要なカードはタッチしない
《消耗する負傷》は非常に強いカードだが、2マナである、という点が大きな評価対象になっている。
例えば3ターン、マナが合わずにプレイできず、やっと土地を引いたと思ったらタップイン(そしてそれは良くある)だったとしよう。
そこまでしてもデッキに入れたいだろうか?
《消耗する負傷》や《冬の炎》はそこまでのカードではないと考えている。
一方、《砂塵破》や《大物潰し》はタッチしたいカードだ。

・タッチ色を勝ち手段にしない
3~5枚しかマナソースの無い色に勝敗を委ねるのは危険だ。
そうせざるを得ない場合は、デッキがあまり強くない、ということでもある。

では実際に構築してみよう!
私の構築を見る前に自分で試してみたい場合は、txt形式のファイルをダウンロードして、マジックオンラインで読み込んで欲しい。(右クリックでファイルを保存してください)

シールド1



シールド2



シールド3



シールド4






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