temple-of-enlightenment-730x280

Channel Fireballより、恒例のLSVによる新セットレビューです。
今回は青をご紹介します。
前回のはこちら。

 一部省略、意訳を含んでいますので、是非原文も見てみて下さい。
 
 
これまでと同様に下記の視点で評価している。

評価基準
5.0:最強(群れネズミ・梅澤の十手・ギデオンジュラ)
4.5:ものすごく強いが対処は可能(世界を喰らう者、ポルクラノス・超音速のドラゴン)
4.0:優良レアあるいはトップアンコモン(密集軍の指揮者・ヴィトゥ=ガジーのギルド魔道士・混沌のインプ)
3.5:トップコモンあるいは優良アンコモン(稲妻の一撃・雨雲のナイアード・屑肉の刻み獣)
3.0:殆どの場合デッキに入る(葉冠のドライアド・本質の散乱)
2.5:たいていはデッキに入る(国境地帯のミノタウルス・死の歓楽者)
2.0:まあまあの強さ、使わないこともある(蛮族の血気・前兆語り・武器庫の護衛)
1.5:使う確率は半分程度(柱平原の雄牛・長屋壊し)
1.0:殆どの場合使わない(迷宮での迷子・無視)
0.5:サイド要員(瓦礫の調査・天界の粛清)
0.0:まったく使う価値なし(市内捜査・伏魔殿のピュクシス)

では始めよう!


空中隊形/Aerial Formation
7GpwtLPEg9_JP
評価:3.5
フィニッシャーになるカード。
複数のクリーチャーに飛行を持たせられれば恐らく勝てるだろうし、特に緑との相性が良い。
デッキによっては入らないこともあるが早い順目でピックするだろう。
1マナで打っても軽いコンバットトリックとして活躍する。

戦場の秘術師/Battlefield Thaumaturge
7WmQB6ahy5_JP
評価:3.0
落岩と合わせて使ってみたいカードだが、バウンスや突然の嵐と組み合わせても良い。
単純に防御能力つきの2マナクリーチャーとしても好評価。

擬態するセイレーン/Cloaked Siren
wuyK2FWCvx_JP
評価:3.5
水跳ねの海馬に飛行がついた!
どの青デッキにも入る優秀なフライヤー。

撤回命令/Countermand
8iGzeFi9Al_JP
評価:1.0
ライブラリーを削る能力はフレイバーテキストだ。
4マナのカウンターはサイドインするときがあるかもしれないが、メインには入れられない。

水晶オウムガイ/Crystalline Nautilus
ZRaBHnE0J3_JP
評価:3.5
色々おもしろい使い方が出来るが、相手のクリーチャーをエンチャントして直ぐに対象にできるとベスト。
3ターン目に素出ししてもよいが、レオニンの投網使いには気を付けるように。

ダクラの神秘家/Dakra Mystic
YPivekOpKu_JP
評価:3.0
このカードはリミテッドでも構築でも強いと考えている。
1マナ1/1と相応のサイズで一方的に強いカードを引けるチャンスがある。
もちろん単純なドローよりは弱いが、広く使われるようになっても驚きはしない。

果敢な泥棒/Daring Thief
9yK78SGY1k_JP
評価:3.0
このカードは矛盾を孕んでいる。
もしもこれよりも強いクリーチャーが場にあればそもそもアタック出来ないだろう。
場に何もいなければそもそも奪うものが無い。
このカードを有効に使うためには何かしらのトリックが必要になるが、それでも評価に値する能力だ。
また自分の授与状態のクリーチャーを対象にすれば、授与されているクリーチャーが死なない限り、一方的に奪うことが出来る。

クルフィックスの指図/Dictate of Kruphix
Tqlet1DNBi_JP
評価:1.0
ライブラリーアウトを狙っているか、バウンススペルが大量に入っているなら使うかもしれない。
しかし基本的にはいらないだろう。

運命の泉/Font of Fortunes
KgXfMiFkjQ_JP
評価:2.5
私は予言も急使の薬包も大好きだが、このカードはエンチャントである点を考えても強いとは言えない。
デッキに入れられないほどではないが、使わないことも多いだろう。

神狩りの大ダコ/Godhunter Octopus
CBkmdVR5mP_JP
評価:2.0
割に合わない重たい5/5。
最大の欠点は攻撃するためにバウンスするとこいつが攻撃できなくなることだ。

難局/Hour of Need
NddEGgHluj_JP
評価:3.5
見た目ほどは強くないことに注意。
それなりの働きはするが、うまくいった時と対処されたときの振れ幅が非常に大きい。

傲慢/Hubris
alS5DMezw0_JP
評価:3.5
バウンススペルは常に青のトップコモンだ。
授与に対処できる数少ないカードで、このカードによって授与するリスクが増しただろう。

惑乱のセイレーン/Hypnotic Siren
hOSIAv2T0h_JP
評価:4.0
巨大クリーチャーが跳梁跋扈する環境では、ボーナス付き支配魔法は素晴らしい。
少し重たいがそれだけの働きをする。

啓示の解読/Interpret the Signs
7uAdkIqrUj_JP
評価:4.5
6マナで6枚ドロー出来るカードは使った方が良い。
タッサの褒章を見ても、このカードがぶっ壊れているわけではないが、それでも十分価値がある。

キオーラの放逐/Kiora's Dismissal
rr2nfEe5Y6_JP
評価:3.5
常に授与デッキと当たるわけではないが、それでも常にデッキに入るだろう。
エンチャント・クリーチャーは多いし、自分の授与を使いまわしても良い。
重いカードを複数戻せるカードは非常に強い。

大地への縫い付け/Pin to the Earth
Xr3FreC9Fn_JP
評価:2.5
全てを止めることが出来るわけではないが、2マナなりの働きはする。
それよりも気になるのは、このカード名と絵なのに飛行を奪わないという点だ。

変身体の殺到/Polymorphous Rush
3s9nrKCKhn_JP
評価:3.5
このカードがぶっ壊れていない理由は、この環境のベストクリーチャーは大抵エンチャントがついている、という点にある。
しかし英雄的を複数回誘発できる強力なカードであるには違いない。
エンドカード以外にも色々な使い道がある。

深海からの引き寄せ/Pull from the Deep
7BVZ5pskV6_JP
評価:1.5
滅多にアドバンテージを取れないカードは使わない方が良い。

激浪のキマイラ/Riptide Chimera
QWOlQxULEw_JP
評価:3.0
使うデッキを選ぶが、授与やキャントリップエンチャントが取れれば非常に強い。
エスパーゾアと同程度の強さがある。

鷲の飛翔/Rise of Eagles
fH7lsAHPYB_JP
評価:3.0
2体の2/2は4/4ではないが、それでも評価できる。
2枚以上は欲しくないが、マナカーブのトップに1枚入れる分には活躍するだろう。

時の賢者/Sage of Hours
U05Ezxwq8V_JP
評価:2.0
追加ターンを得られることは無いだろうが、一応は英雄的クリーチャーだ。
しかも発動しても即勝ちというわけでもない。

船団の災い魔/Scourge of Fleets
Nln9AslfEg_JP
評価:4.0
サイクロンの裂け目に6/6がついていると思うと寧ろ軽いぐらいだ!
決定打にならない場もあるが相手にとっては脅威になるサイズだ。

印章持ちのヒトデ/Sigiled Starfish
4FOVmZZRox_JP
評価:3.0
マナを掛けずに繰り返し占術出来て、ブロッカーとしても使える良いカード。

タッサの貪り食い/Thassa's Devourer
VaLWVZ7fqO_JP
評価:1.5
タフネス6のブロッカーが欲しいときは活躍するが、石臼能力は無いものと一緒だ。

タッサの激憤/Thassa's Ire
J0i0rS1zPx_JP
評価:1.0
4マナで警戒は重すぎ、タッパーとしてはさらに弱い。

トリトンの騎兵部隊/Triton Cavalry
dQPy1V1zSa_JP
評価:3.0
大クラゲでもあり、繰り返し英雄的を誘発させることもできる。
色々な使い方が出来るカードは良い。

トリトンの岸忍び/Triton Shorestalker
lhHkx0H9nR_JP
評価:1.5
パワー1のクリーチャーはアンブロッカブルでも、よほど強化スペルがある場合以外は使いたくはない。

戦争翼のセイレーン/War-Wing Siren
h106LnQrDn_JP
評価:3.0
+1/+1カウンターがのるタイプの英雄的クリーチャーは、一回のった時のサイズで評価すると良い。
これは1枚までならデッキに入れたい強さだ。

急流のナイアード/Whitewater Naiads
FjrlbRQUNi_JP
評価:3.5
4/4でブロックさせない能力はとてもアグレッシブ。
ビートダウンの5ターン目のアクションとしては最高だ。


青のトップ3コモン
3.空中隊形/Aerial Formation
2.擬態するセイレーン/Cloaked Siren
1.傲慢/Hubris

傲慢をトップにするのは簡単な選択だった。
2位と3位は、擬態するセイレーンの方が空中隊形よりも手堅いピックなのでこの順位にした。
青は軽い強力なカードが多く、ゲームプランを描きやすい良い色だ。
青をやるときはバウンスと同じぐらい、飛行と英雄的クリーチャーが必要になるが、二クスへの旅ではどちらもそろっている。

本ブログは移転しました。お手数ですがブックマークやRSS登録して頂いている方は、アドレスの変更をお願いします。
新サイトでも変わらぬご愛顧をお願いいたします!